和合亮一さんと歩くおとなの遠足 第1回 小田山の桜 無事終了いたしました!
会津若松中が桜で彩られた4月19日。おとなの遠足第1回が会津若松市の東に位置する小田山で行われました。小田山の桜も満開!近代以降の整備の中で植樹された桜に加え、NPO法人はるなか桜部会が20年以上かけて植えた40種以上の桜がそれぞれの花色で出迎えてくれました。
佐藤顧問のガイドでかつてスキー場のゲレンデだった斜面から登りはじめました。なかなかの急勾配で息が上がります。中腹ぐらいで振り返った参加者の皆さんから歓声が上がりました。春霞の柔らかな空の向こうにまだ雪を被った磐梯山が見えます。桜越しに磐梯山が見える場所はそうそうないのではないでしょうか。
山頂につくと、かつて物見櫓があったと考えられているポイントから会津盆地が見渡せました。山頂には会津藩の名家老・田中玄宰の墓があります。魂魄となって会津を守ると小田山山頂に埋葬するよう遺言したという玄宰。その墓前にお参りした後、玄宰に捧げるように和合さんの詩のリーディングパフォーマンスが行われました。
あらかじめNPO法人はるなかから小田山や田中玄宰についてお伝えし、この場のために和合さんが詠んでくださった最新作の初披露です。眼下に広がる会津盆地を背景に、柔らかな風に乗ってはじまった和合さんの朗読はやがて熱を帯び、そして奇跡のようにそこに列車の汽笛が重なりました。圧巻のパフォーマンスで会津に、玄宰に捧げてくださった和合さんの言葉はその場にいた参加者の皆さんの心にも染み入っていたようでした。
名残惜しいですが、そろそろ下山。小田山整備の歴史を伝える石碑や戊辰戦争の折、西軍が砲台を置いたと言われる場所を解説つきで巡りながらおとなの遠足のスタート地点に戻ります。途中、桜以外の植物たちも目を楽しませてくれました。
和合さんと歩くおとなの遠足は、小田山の歴史と、小田山を守ってきたNPO法人はるなかの活動を知っていただく機会にもなりました。
次回は5月24日。青木山の多様な動植物を会津生物同好会の方とNPO法人はるなか自然環境部会がご案内します。








